新着情報

遺品整理で美術品・骨董品が出てきた場合はどうする?


 

遺品整理をしていたら美術品や骨董品が出てきた、亡くなった父親の趣味が骨董収集で、家に骨董品が多くある、という場合、どのように対応すれば良いのでしょうか。

 

美術品や骨董品は資産価値があるものは相続財産となり相続税の対象となりますので注意が必要です。

このページでは、相続財産に美術品や骨董品がある場合や、遺品整理で美術品が出てきた場合の対応方法などについて解説します。

 

美術品の例

美術品・骨董品は絵画や陶器を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、茶道具や刀剣などさまざまな種類があります。

 

主な美術品の例としては、
絵画、掛け軸、陶器・茶道具、刀剣、甲冑類、象牙・彫刻品、アンティーク家具、珊瑚・翡翠
などがあります。

 

骨董品は100年以上経過してもなお保存状態が良く、歴史的にも美術品としても価値があるものを指します。

 

また、昔製作された状態の良いおもちゃなどもアンティークとしての価値がある場合もありますので、遺品整理で出てきた場合は念のため鑑定を依頼することをおすすめします。

 

美術品や骨董品は相続税がかかる場合がある

美術品や骨董品は財産評価基本通達135条をもとに考える必要があります。
美術品や骨董品はその評価によっては相続財産として扱われます。
その場合、美術品・骨董品に対して相続税がかかります。

 

また、美術品や骨董品は評価額によって相続税が多額になる可能性があります。
もし所有している場合は、生前のうちに話し合っておくことが得策です。

 

美術品や骨董品は鑑定する必要がある

専門家に価値の判定をしてもらう

美術品や骨董品の価値は専門家でないと判定が難しいです。
価値を判定するには専門家に鑑定を依頼するようにしましょう。

 

また、鑑定費用は相続税の控除対象とならず、相続人が負担することになる点は理解しておいた方が良いでしょう。

 

鑑定料は惜しまない方が良い

1点数百万円の価値のある美術品は税務調査の対象となりやすく、評価額の妥当性について問題となることが多くあります。

そのため、価値の高い美術品は安易に評価せず、鑑定料を惜しまずにきちんとした専門家に評価してもらった方が良いです。

 

遺品整理で美術品が見つかりそうな場合に対策しておくこと

亡くなった人が骨董品や美術品を保有していたり、収集の趣味があった場合には、遺品整理で美術品が出てくる可能性があります。
遺品整理をする前にいくつか注意しておくことで、突然美術品が見つかっても慌てずに対応することができます。

 

売却する前に遺産分割協議をしておく

遺品整理をして、美術品や骨董品が出てきたら、最終的には売却になる流れが多いです。
しかし、勝手に売却するのではなく、事前に相続人同士で遺産分割協議をしておく必要があります。

 

遺産分割協議は遺品整理に着手する前に行うことが大切です。
もし、売った美術品に高値が付いた場合、誰がその美術品を引き継ぐか決めておかないと揉め事の原因になります。

 

遺産分割協議は相続人全員の合意がないと成立しません。
早い段階で話し合って財産の分け方を決めておくとスムーズです。

 

相続財産に負の資産がないか確認する

遺産分割協議の際には被相続人(亡くなった人)の財産の内容を明らかにします。
このとき、被相続人にローンや借金など負の財産がないかの確認が必要です。

 

相続財産には預金や不動産、株式や美術品などのプラスの財産だけでなく、ローンや借金、未払いの税金や社会保険料などのマイナスの財産もあります。

 

遺産相続した場合、マイナス財産の借金は相続した人が返済する義務を負います。

 

マイナスの財産が多い場合、相続放棄をしてプラスの財産もマイナスの財産も引き継がない、という選択肢もあります。
しかし、遺品整理に着手したり相続財産の美術品を売ってしまうと財産を相続する意思があるとみなされ、相続放棄ができなくなります。

 

事前に被相続人の財産を明らかにしたうえで遺産分割協議を行い、相続か相続放棄かを十分検討することが大切です。

 

買取は複数から相見積もりを取る

美術品や骨董品は定価がない品物ですので、買取してもらう場合は複数業者に相見積もりを取ることをおすすめします。
業者にも得意不得意がありますので、買取価格が大きく違うこともあります。

 

いくつかの業者に依頼して納得した料金で買い取ってくれる業者に依頼すると良いでしょう。
どの業者に依頼したら良いのか分からないという場合は、遺品整理業者に相談すると紹介してもらえる場合もあります。

 

生前に美術品を整理する・遺言書を作成する

亡くなったあとに大量の荷物を片付けたり、美術品を売却したりするのは膨大な労力がかかるだけでなく、揉め事に発展する可能性もあります。

 

遺族への負担を減らすためにも生前のうちにある程度は整理しておくと良いでしょう。

 

また、美術品は不動産と同様に平等に分けにくい財産です。
遺言書を作成してあらかじめ美術品を引き継ぐ人を決めておくと揉め事を避けることができます。

 

相続トラブルはどれほど仲の良い家族間でも起こりうるものです。
事前に家族で話し合いをしておくなど、できるだけトラブルに発展しないよう対策をしておくことが重要です。

 

まとめて売却するのがおすすめ

遺品整理時に美術品が複数ある場合はできるだけまとめて売却した方がお得な場合があります。

 

その理由として点数が多いほど高額買取につながる可能性が高い点、単品では値段が付かない品物も引き取ってももらえる可能性がある点です。

 

美術品の内容により一概には言えませんが、まとめて売った方がお得な場合もありますので頭に入れて査定を依頼するのがおすすめです。

 

遺品整理をスムーズに進めるためには専門業者に依頼するのがおすすめ

遺品の中に美術品や骨董品がある場合、まずは鑑定をして必要な場合は相続税の申告・納付をする必要があります。

遺品整理の途中で美術品が出てきた場合もまずは鑑定をしてもらい、その価値を明らかにする必要があります。

 

しかし、日常生活を送りながら膨大な遺品を仕分けるのは遺族にとって大きな負担となります。
その場合は、遺品整理の専門業者に依頼するのがおすすめです。

 

遺品整理業者は豊富な知識と経験で、遺品を丁寧に分別し、美術品なども丁寧に取り扱います。

 

査定なども依頼することができ、貴重品の捜索も行ってくれるだけでなく、大型家具や家電の搬出も行ってくれますので、片付けの負担が大きいと感じる場合は遺品整理業者に依頼した方がスムーズです。

 

広島市のリサイクル業はゆづり葉リサイクル堂に お任せください


会社名:ゆづり葉リサイクル堂

住所:〒731-0137 広島市安佐南区山本4丁目14-6-1

TEL:050-3592-1784

営業時間:いつでもご対応いたします! 定休日:不定休

対応エリア:中国地方全域(広島・岡山・山口・鳥取・島根)

業務内容:リサイクル業、引っ越し、配送、便利屋

pagetop