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遺品整理を自分でする際にトラブルを回避するための注意点とは


 

遺品整理の方法は決められたルールや期日があるわけではありません。
しかし、トラブルを避けるために気を付けておきたいことがいくつかあります。

 

この記事では自分で遺品整理をする際の注意点について解説します。

 

遺品整理を始める時期

一般的な遺品整理のタイミングは

 

・四十五日後
・諸手続き後
・葬儀後
・相続前

と言われています。

 

理由はこれらは親族が集まるタイミングであり、形見分けや遺品の整理方法について話し合いやすく、遺品整理を効率よく行うことができるためです。

 

ただ、遺族が精神的に落ち着いていないと作業が余計に心を乱してしまったり、思うように作業が進まないことがあります。
気持ちが整理され、遺族で遺品整理の方法についての話し合いをしたあとのタイミングで開始すると良いでしょう。

 

ただし、故人が賃貸物件に住んでいた場合退去するまで家賃が発生してしまいますので、なるべく早めに整理を開始した方良いといえます。

 

親族の了承を得てから始める

遺品整理をする場合には相続人だけでなく、相続人以外の親族全員に相談してから始めることが大切です。

遺品は財産でもあるため、勝手に処分すると相続トラブルに発展する可能性があります。

 

それだけでなく、遺品は相続人以外の遺族それぞれの価値観が強く反映されるため、事前に親族それぞれの思いを把握していないとあとで大きなトラブルに発展することがあります。

 

遺品整理で処分してしまったあとになって「故人との大切な思い出の品があった」と親族が申し出るパターンはよくあることです。
処分してしまったものは取り返すことはできず、ほかのもので代用できるものでもありません。

 

遺品整理に着手する場合は親族、できれば故人と深い関係にあった友人・知人にも確認しておいた方が安心です。

 

遺品整理に着手してしまうと相続放棄ができなくなる

故人に負債があると疑われる場合は遺品整理に着手するのは要注意です。

 

遺品整理を行うということは「遺産相続した」こととみなされます。

 

相続財産は預金や不動産、株式、美術品などのプラスの財産もありますが、負債、ローンなどの負の財産もあり、相続人が相続した場合、返済義務が発生します。

 

被相続人の財産に負債があった場合、相続人は一切の財産の相続を放棄する相続放棄を選択することができます。

 

しかし、すでに遺品整理に着手したあとだと相続放棄が認められなくなってしまいます。

遺品整理を始める前に相続人の財産を確認し、負債がないか確認するようにしましょう。

 

遺言書を見つけても開封しない

遺品整理をしているときに遺言書が出てくることがあります。
もし、遺言書が出てきて、封筒に入れてあり封がされている場合は、開封してはいけません。

 

遺言書には自筆証書遺言書、公正証書遺言書、秘密証書遺言書の3種類があります。

 

このうち、公正証書遺言書は公証役場で保管されており、秘密証書遺言書は公証人と証人に遺言書の存在を証明してもらっているので、死後に発見されないということはありません。

 

しかし、自筆証書遺言書の場合、自分で書いて自宅に保管しており、家族の誰も存在を知らないままあとになって出てくるケースがありますので要注意です。

 

自筆証書遺言書を発見した相続人は、遺言書を速やかに家庭裁判所に提出し、「検認」をする必要があります。

 

検認とは家庭裁判所で相続人が立ち会う中で開封し、遺言書の存在とその内容を知らせることです。
検認手続きが終わると、家庭裁判所から「検認済証明書」が発行されるので、遺言書と一緒に相続手続きを開始することができます。

 

もし、封がしてある自筆証書遺言書を勝手に開封した場合、5万円以下の過料となりますので注意が必要です。
遺品整理の最中にタンスや仏壇から遺言書が出てきた場合、勝手に開封せず、ほかの相続人に連絡して裁判所の検認手続きをしましょう。

 

ごみ出しのルールを確認しておく

遺品整理では膨大な量の処分品が発生します。
ごみの種類も多種多様となるため、自治体のごみ出しルールに従って廃棄するようにしましょう。

 

普通ごみだけでも相当な量の発生が予想されるため、ゴミステーションにどれくらいまでであれば出しても良いか、多い場合は個別で対応してもらえるか自治体の窓口に事前に問い合わせしておくと安心です。

 

遺品整理業者に依頼する場合は業者にごみの処理までお任せできますが、自分で遺品整理をする場合には処分方法には十分な注意が必要です。

 

処分するものと残すものを親族で決めておく

遺品を分類するときに、処分するものと残しておきたいものを親族で話し合って決めておきましょう。

 

残すものを決める際にはエンディングノートなどを参考にして決めるのも良いですが、あまりにも多くのものを残すと整理作業が大変になったり、保管場所に困ることがあります。

 

適切な量の遺品を残すよう、親族で話し合って残す遺品の基準を決めておくと良いでしょう。

 

例えば故人が愛用していた物でも、シミや汚れがついてしまっているものは処分する、着物以外の衣類は処分するなど、ルールを決めておくと遺品整理もスムーズです。

 

また、遺品の中でリサイクルできるものや売れるものは買い取り業者に依頼して買い取ってもらうと良いでしょう。

 

パソコンやスマホに残された情報に注意する

遺品整理の際にはパソコンやスマートフォンに残された情報にも配慮が必要です。

 

パソコンやスマホの中にはSNSや銀行口座のアカウント情報やクレジットカード情報、サブスクリプションの契約情報やメールのやり取りなど、想像以上に多くの大切なデータが保存されています。

 

パソコンやスマートフォンは安易に処分したりせず、デジタル遺品を取り扱う業者などに依頼してデータを整理したり、安全な方法で処分するようにしましょう。

 

遺品整理は専門業者に依頼するとスムーズ

遺品整理に関する注意点をご紹介しましたが、遺品整理は膨大な物を分類する必要があり、個人が行うには限界があります。
そのため、専門業者に依頼してしまった方がスムーズです。

 

業者に依頼すれば大型家具や家電製品の運び出しや買い取りも行ってくれますし、遺品整理士が所属している業者であれば故人の遺品も丁寧に取り扱ってくれます。

 

遺品整理は仕事や普段の生活をしながら行っていかなければなりませんし、遠方の実家の片付けなど移動だけでも時間がかかる場所を整理しなければならない場合もあります。

 

遺品整理に不安を感じる場合は一度遺品整理業者に問い合わせて相談してみることをおすすめします。

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