美術品の遺品整理はどうする？整理するポイントを紹介！

 

遺品整理は金銭的の価値があるものを見つけることが少なくありません。
そんな時に利用を検討するのが遺品を買取査定してくれる業者の存在です。

 

特に遺品整理の中でも美術品のように、素人が価値を見出すのが難しいものに関しては、業者の協力が不可欠です。
しかし、骨董品や美術品の買取というと、つてもなく悪徳業者に当たりたくないという気持ちもあります。

 

また、遺品や高い価値がある可能性のある美術品という性格上、気軽に相談できる人がいないという方も多くいます。

 

そこで今回は、遺品整理の時間短縮や遺品整理中に出てきた美術品の処分に困っている方のために、美術品の遺品整理をするコツをまとめました。

 

生前に故人が残した美術品の扱いに困っている方にとって多くの知識を得られるでしょう。

 

可能であれば美術品専門の業者に依頼するのがポイント

遺品に美術品、たとえば絵画や壺、茶器などがあれば、一般的な買取業者ではなく、美術品に特化した買取業者に査定を依頼するのがポイントです。

 

その理由は次の3点です。

 

きちんとした査定を受けられる

まず、きちんとした査定が受けられます。
一般的な買取業者の場合、そもそも美術品の査定ができません。

 

そのため、買取を依頼された場合、業者側がリスクならない程度の安価な買取価格を提示したり、場合によっては不用品とみなされて処分されてしされてしまうことすらあるでしょう。

 

こういったリスクを回避する意味でも専門の買取業者に査定してもらうのがおすすめです。
最初にこういった業者に査定買取してもらって、そのうえで遺品整理の一般的な買取業者に入って貰うのが良いかもしれません。

 

仲介料がない分高価買取

一般の買取業者も価値の高い美術品を安価に買い叩いてしまったり、処分してしまったりといったことを避ける業者もいます。
そのため、美術品に強い買取業者と一緒に来ることも少なくありません。

 

この場合、一般的な買取業者が美術品に強い買取業者に対して仲介料を取ったり、美術品に強い買取業者に手当を払って査定してもらったりといったことをする場合もあるのです。

 

そうなると、美術品に強い買取業者の査定額よりも買取金額が下がってしまうことも可能性として否定できません。
一方、最初から美術品に強い買取業者に依頼をすれば、手数料や仲介料が発生しない分、高価買取が期待できます。

 

丁寧に取り扱ってもらえる

最後が気持ちの問題ですが、美術品に強い買取業者は基本的にどんな美術品でも丁寧に扱い、適切な管理をします。
そのため、故人が残した遺品を大切に次の人へ売り渡してくれるでしょう。

 

一般的な買取業者も丁寧に対応しますが、意図せず不適切な取り扱いをしてしまうこともあります。
遺品整理で売り払うといっても、大事に扱ってもらって保管してもらう方が、気分的にも良いのではないでしょうか。

 

以上のポイントから、最初に美術品の遺品整理から開始し、遺品整理をしてもらうのがおすすめです。

 

美術品の遺品整理のポイントとは？

美術品の遺品整理のポイントは、次の2点です。

 

まとめて売却

まず、美術品を買取依頼する場合は、まとめて依頼しましょう。
その理由は、値段がつかないものも同時に買い取ってもらえることや、点数が多いほど高価買取が期待できるからです。

 

美術品は、高い価値を持つものもあれば、まったく価値のつかないものもあります。

 

こういった価値のつかないものは、単品で買取をしてくれないケースも少なくありませんし、タダでも引き取らないといった場合があります。

 

一方、まとめて買取を依頼すれば査定出来ない価値の低い美術品も遺品整理でまとめて引き取りしてくれるでしょう。
美術品は、素材によって処分に費用が掛かるので、無料でも引き取ってもらえる分、お得と言えます。

 

点数が多いほど、まとめて査定してもらうほど高価買取が期待できます。

 

相続税がかかるものか確認

美術品は、その価値から相続税がかかる場合もあります。
骨董品や美術品の評価は当時の購入価格ではなく、現在の時価評価で決まります。

 

購入した当時は、価値のないものが買取業者で査定をしてもらったら非常に高額になるといった場合も少なくありません。

 

この場合、財産分与や相続税の計算などから相続トラブルになることも多いので、きちんとした専門業者に査定してもらうのがおすすめです。

 

買取業者を選ぶコツ

遺品整理で美術品を買い取ってもらう場合、選ぶコツとしてホームページで得意分野を見る、複数の業者に依頼するといった点が挙げられます。

 

遺品整理を行う業者はホームページを持っているのが当たり前になりました。
このような業者は、得意な分野をきちんと明記していることがほとんどです。

 

処分するのが得意な業者、家電の査定が得意な業者、そして美術品を査定するのが得意な業者といった感じです。
そのため、美術品が自宅にある場合は、ホームページで確認し、きちんと査定してもらえるような業者に依頼するのがおすすめです。

 

その際、買取をしてもらう場合古物商許可を得ているかどうか確認しましょう。
この許可を得ていない業者は無免許営業なので注意が必要です。

 

複数の業者に依頼するのもおすすめです。

 

最初に美術品だけ査定して買取をしてもらい、そのあと清掃が得意な業者や解体が得意な業者に来てもらうといった流れで利用します。
最初に美術品の価値が分かることで、相続の流れもスムーズになるので、メリットもあります。

 

理想は口コミなどを見ることですが、そう言った口コミが少ないケースも多いので、以上の方法をポイントにして、選ぶようにしましょう。

 

遺品整理で美術品が見つかったときの注意点

遺品整理をしていて美術品が見つかったときの注意点として、事前にしっかり遺族で相談するのがおすすめです。

 

最終的には査定に出しますが、売った骨董品に高額な価格がついた場合、遺産分割協議を事前にしておかないと相続トラブルに発展します。

 

そうならないように、誰が受け取るかしっかり管理しておきましょう。

 

まとめ

遺品整理で美術品が出てきた場合は専門の買取業者に依頼するのがおすすめです。
高価買取が期待できるだけでなく、きちんと保管して貰えるからです。

 

相続のトラブルも回避できるので、早めに依頼しましょう。