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遺品整理で遺品を処分する方法と捨てるのに罪悪感があるときの対処法

 

遺品整理では故人が持っている多くの荷物を処分する必要があります。
処分方法にはいくつかありますので自分に合った方法で処分していくことになります。

 

しかし、なかには親の遺品を処分することに罪悪感を持っており、遺品整理が進まないという方もいます。

 

そこで今回は、遺品の処分方法と遺品を処分することに罪悪感があるときの対処法をご紹介します。

 

遺品の処分方法

遺品の処分方法には自治体のゴミとして出す方法や、不用品回収業者に処分を依頼する方法のほかに、買取を依頼する方法、自分でインターネットで販売する方法などがあります。

 

自治体のルールに従ってごみとして出す

最も一般的な方法が自治体のルールに従ってごみとして出す方法です。
家具などは粗大ごみ、衣類は資源回収で処分します。

 

自治体の指定する曜日に指定場所に出すのが一般的ですが、量が多い場合は事前に自治体の窓口に相談し、指示に従って処分しましょう。

 

不用品回収業者に回収してもらう

不用品回収業者に連絡して回収しに来てもらう方法です。
大きな家具や家電など、自分で運び出しにくいものは業者に依頼すると負担を減らせます。

 

家具類を一度に処分できる点がメリットです。

 

買取業者に買い取ってもらう

ブランド品や着物、家電、衣類などは買取業者に買い取ってもらう方法もあります。

 

ノーブランドや汚れのついたものは買取不可や1円や10円しかつかない場合もありますが、ブランド品や振袖、訪問着などは高値で買い取ってもらえる可能性があります。

 

フリマアプリ・ネットオークションに出品する

自分でフリマアプリやネットオークションに出品する方法もあります。

 

例えば着物の場合、訪問着や振袖、付け下げ以外の着物は買取業者が買取してくれない場合や買値が付かない場合があります。
しかし、フリマアプリで買取業者の買取価格よりも高く売れる可能性があります。

 

古着の場合も同様で、ハイブランド以外の服は買取業者では買取価格が安すぎるケースが多くありますが、フリマアプリならそれなりの価格で売れることも多くあります。

 

価格設定や発送の手間などもありますが、セット売りなど工夫をして販売すれば必要な人に妥当な価格で譲ることが可能です。
時間をかけても納得がいく価格で売りたい方におすすめの方法です。

 

親の遺品を処分するのに罪悪感がある場合の対処法

遺品整理のとき、親の持ち物を処分することに罪悪感を覚える方は多くいます。
罪悪感により、遺品整理が思うように進まないことも。

 

遺品整理の罪悪感を解消するには次の3つの方法があります。

 

罪悪感がある原因を考えてみる

遺品整理をすることに罪悪感があるのはなぜか、原因を考えてみるのも1つの方法です。

 

遺品を処分することに抵抗がある場合の考えはひとそれぞれですが、次のようなことが原因のケースが多くあります。

・親が大切にしていたものだった
・捨てるのがもったいない
・親が亡くなったことに対して気持ちの整理がついていない
・物に対する親の意向が分からない
・親孝行ができなかった

 

このように、遺品を処分することに抵抗感があるのは何らかの原因があります。
原因が分かると解決方法も見えてくることも多いため、まずは気持ちの整理をしてから遺品整理を開始すると良いでしょう。

 

親は子どもの幸せを願っていると受け止めてみる

遺品を処分することに抵抗がある場合は違う視点から考えてみると見方が変わることもあります。
まずは亡くなった親の気持ちを考えてみましょう。

 

多くの親は子どもの幸せを一番に願っています。
自分の遺品をすべて持っていてほしいとは望んでおらず、前を向いて進んでいくことを望んでいる可能性も多くあります。

 

物を処分してしまっても親との思い出が無くなるわけではありません。
思い出は自分の心のなかに刻み、最低限のものを残して自分が生活しやすいように整理しましょう。

 

遺品はいつか誰かが処分しなければならないと考える

遺品はいつか誰かが処分しなければなりません。
自分がやらないままにしておくと、今度は自分の子どもの代が処分をすることになります。

 

故人の持ち物は誰かが処分することになる、ということを考えたとき、遺品整理を開始する1つのきっかけになるでしょう。

 

遺品の処分以外の方法

遺品を処分することに抵抗がある、処分しにくい遺品がある場合は次のような処分以外の方法があります。

 

親族・家族・知人に譲る

綺麗な物や衣類などは家族や知人などに分ける方法もあります。
物を処分することなく引き継いでもらえるため罪悪感を感じにくくなります。

 

また、手間がかかりにくい点もメリットです。

 

寄付をする

衣類などは、さまざまな団体に寄付できます。
送料の負担などはありますが、必要な人に届けられますので、譲る相手がいない場合は寄付を検討してみると良いでしょう。

 

供養する

故人の思い入れが強い物や人形、ぬいぐるみなどはお焚き上げして供養できます。
昔ながらの日本の風習として存在している処分方法ですので、捨てにくいと感じるものは供養を検討しても良いでしょう。

 

遺品整理で処分してはいけないもの

遺品には処分すると困る物も存在します。
遺品整理を開始する前に必要なものは捜索しておき、誤って処分しないようにしましょう。

 

捨てると法的に困る物

遺言書
現金・預貯金
有価証券・貴金属・貴重品

 

捨てると手続き上困る物

身分証明書・健康保険証・年金手帳
通帳・キャッシュカード
不動産の権利証
印鑑登録証
パスポート
クレジットカード

 

その他

遺書・エンディングノート
スマートフォン・携帯電話

リモコン
レンタル品
ジムなどの会員証

 

処分しやすいものから整理するとスムーズ

遺品の処分方法についてご紹介しました。遺品整理は気持ちの整理がつかなかったり、物が多くてなかなか取り掛かれなかったりすることが多くあります。

 

その場合、処分しやすいものから整理していくとスムーズです。
処分しやすいものは家電や調理器具、家具、本、衣類などとされています。

 

できるところから進めていくと、当初は処分しにくいと感じていた遺品も冷静に整理できるようになります。遺品整理は遺品整理業者に依頼することもできますので、ときには業者の手を借りながら整理をすすめていくと良いでしょう。