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遺品整理を業者に依頼するときの流れと事前準備・当日の注意点

 

遺品整理を依頼する際は業者とのトラブルを未然に防ぐ為にも、遺品整理の全体的な流れを把握しておくと安心です。

 

このページでは、遺品整理の依頼から作業完了までの一般的な流れと、当日までに準備しておきたいこと、当日の注意点などをご紹介します。

 

遺品整理業者に問い合わせする

遺品整理業者に電話またはホームページのメールフォームから問い合わせをします。
ホームページで料金体系を事前にチェックしておくと安心です。

 

メールフォームの場合は業者から返信がありますので、現地調査の日程を調整します。

 

現地調査・見積もり

現地にスタッフが伺い、家財の量や搬出ルート、車両を駐車できるスペースや必要な作業員の人数などを現地調査します。
その他、買い取り、リサイクルなどの有無で料金は決まっていきます。

 

このとき、退去日や残したい荷物がある、家財は売却したいなどの希望があれば伝えます。

現地調査の内容をもとに見積書を作成します。

 

契約

見積書を検討し、サービス内容と金額に納得したら契約となります。
契約はその場でする必要はなく、後日でもまったく問題ありません。

 

じっくりと考えて納得してから契約すると失敗が少なくなります。

 

また、見積もりは2~3社から相見積もりを取って比較検討すると、料金相場も把握しやすく、良い業者を選びやすくなります。
できるだけ相見積もりを取って検討することをおすすめします。

 

業者と契約したら、都合の良い日程を選び、作業日時を決めます。

 

打ち合わせ

残してほしい物、探してほしい物、一度確認したい物がある場合など、希望を伝えます。

 

これらの情報は作業スタッフ全員で共有して、仕分け、捜索を行います。

 

準備作業

搬出経路を養生します。
搬出する荷物を置く場所にはキルティングマットを準備して建物に傷を付けないように保護します。

 

仕分け・分別・梱包

遺品を仕分けします。
処分する物は地域の分別方法に合わせて仕分けします。

 

古紙、衣類、食器類、家電リサイクル法に適さない電化製品類、金属類などを仕分けし受け入れ業者へ運搬します。

 

買取できる遺品、残す希望があった遺品、捜索対象の遺品は別で分けておきます。
また、指定されていなくても残すか不明なものも仕分けておきます。

 

搬出作業

仕分け・梱包したダンボールやビニール袋、家具類を搬出します。

 

清掃作業

搬出が終わったら室内の清掃を行います。

 

精算・引き渡し

お客さまに現場を確認していただき、作業完了となります。

見積もり内容と作業内容に相違がないか確認して料金を支払います。

 

作業当日までに準備しておくこと

見積書を確認してお金を用意しておく

遺品整理の作業終了後に料金を支払えるようにお金の準備をしておきます。

 

支払い方法は業者により、現金、銀行振込、クレジットカードなどがありますがどちらにせよまとまった金額が必要になります。
事前に支払い方法を確認しておくと安心です。

 

また、現金で支払う場合は見積もり金額よりも少し多めに準備しておくと追加料金が発生した際に対応できます。

 

電気と水道を使えるようにしておく

遺品整理では荷物の搬出後に清掃を行うのが一般的です。
電気や水道は清掃の際に必要となることが多いため、使えるようにしておきましょう。

 

希望する作業内容を紙などに書いて伝える

残したい物、探してほしい物、触らないでほしい部分があるときは、前日までに担当者に伝えておきます。

 

このとき、口頭で伝えるよりも紙に書いて渡した方が確実です。
希望をメモに書き、業者に渡しておきましょう。

 

また、処分されたくないものは事前に自分で回収しておくと安心です。
触ってほしくないエリアがある場合は、養生テープなどでマークを付けておくと業者も分かりやすいでしょう。

 

遺品整理当日の注意点

立ち合いは作業開始前と終了後で十分

当日は作業開始前と作業終了後に立ち会えば大丈夫です。
終日立ち会う必要はありません。

 

作業中に確認が必要なものなどはスタッフに連絡先を伝えておき、写真を送ってもらったりして確認することも可能です。
作業日は連絡が取れる状態にしておけば大丈夫ですので、立ち合い後はお仕事などに出掛けていても問題ありません。

 

なお、一緒に作業に参加したいという場合は申し出れば対応してくれる業者も多いので、事前に相談しておくと良いでしょう。

 

近隣へ配慮をしておく

可能であれば事前に近隣へ挨拶回りをしておきましょう。

 

作業中は荷物の搬出などで大きな音が発生します。
また、集合住宅の場合エレベーターを使用したり、マンション、戸建て住宅に関わらず車両が建物の周りを通行します。

 

事前にご近所に説明をしておくとトラブルを最小限に抑えることが可能です。

 

遺言書が見つかっても開封をしてはいけない

遺品整理のときに遺言書が見つかることがありますが、勝手に封を開けてはいけません。

 

遺言書は家庭裁判所で相続人の立ち合いのもと開封しなければなりません。
もし、勝手に開封した場合には5万円以下の過料が科せられることもありますので注意が必要です。

 

デジタル遺品も忘れずにチェック

遺品整理ではデジタル遺品までしっかりと確認しておきましょう。

 

これは故人の残したパソコンや携帯電話などにアカウントやログイン情報、銀行口座の暗証番号、ログイン情報などが残されているためです。

 

パソコン等は安易に処分せず、デジタル遺品専門業者などに依頼してデジタル遺品のデータをまとめたり、適切に処分するようにしましょう。

 

作業終了後、室内を確認してから支払いをする

作業終了後は、見積もり内容と作業内容に相違がないか内容を確認してから支払いを行います。
これは、見積もり内容と作業内容に明らかな違いがある場合、支払いの必要性が なくなるためです。

 

作業終了後は各部屋の状態や清掃状況をチェックし、残っている物はないか、作業し忘れている場所はないか確認します。
問題なければ料金を支払って完了となります。

 

全体の流れを把握しておくとスムーズ

遺品整理は多くの方が初めて経験しますので、戸惑うことは珍しくありません。

遺品整理業者に依頼する際には全体の流れをざっくりとでも把握しておくとスムーズです。

 

希望や要望がある場合には事前に伝えておけば対応してもらえるケースもありますので、問い合わせの際に希望や不明点、不安に思っていることなどを伝えておくと安心です。